IBDステーション〜炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の情報サイト

潰瘍性大腸炎、クローン病と共に歩む

IBD患者さんに寄り添う社会を目指して

IBD患者さんの声

サッカー 梶原 夕希也氏

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プロフィール

2012年からプロサッカーチームU-18メンバーとして活躍し、2015年にプロ契約。翌2016年に潰瘍性大腸炎と診断され、2018年に現役引退。引退後、現在はプロサッカーチームのサッカースクールのコーチに就任し、選手育成にあたっている。

Q1. IBDについて、周囲の人や社会に知ってほしいことは?

僕は潰瘍性大腸炎を発症しながら、プロサッカー選手としてプレーしていました。しかし、症状がきつくて体が思うように動かず、筋力が落ちてサッカーができる状況ではなくなったことや、気力も落ち込んでしまいトレーニングをする気にもなれないこともありました。日常生活でも、夜に腹痛で目が覚めて眠れなくなったり、外出の際にトイレがないと不安になり、外出自体が怖くなったこともあります。IBDの症状は、血便や腹痛や下痢など目には見えませんが、本当にきついことだということを知ってもらいたいです。

Q2. IBD患者さんへのメッセージをお願いします。

発症したときは、僕も辛くきつかったですが、食事や私生活の改善により、症状を抑えることもできました。病院やトレーナーの指示を守ることも大切ですが、極力ストレスをためないよう気分転換をしてみたり、あまり病気のことを考えないようにしたりすることも大事だと思います。今、苦しんでいる人も、必ず明るい未来がくると思います。無理をせず、ゆっくりと治療してください。話せば分かってくれる人が必ずいます。お互い病気に負けずに、自分のペースで頑張りましょう。

Q3. IBD患者さんでアスリートを目指す方に、伝えたいことは?

夢を諦めないでください!上手く病気とつきあっていけば、大丈夫です。僕が潰瘍性大腸炎を発症しながら、プロサッカー選手としてプレーしできたように、皆さんにもできるはずです。ともに頑張りましょう。

Q4. 最後に、「IBDreamめし」の開発に寄せて、梶原さんにとってのIBDreamめし(夢の食べもの)を教えてください!

発症後は、揚げ物、刺激物、インスタント、スナック菓子、ファーストフードは控え、お腹いっぱいになるまで食べずに腹8分目を意識していますが、担々麺やチキン南蛮は大好きなので、何も気にせずに食べたいですね! 明太子ご飯、チョコケーキも食べたいです。