IBD患者さんに寄り添う社会を目指して
学生と考えるIBDreamめし
IBDreamめしとは?
そこで、当社とエームサービス株式会社は、「IBD患者さんが食べたくても食べられなかった夢の食べ物」をコンセプトとした「IBDream(アイ・ビー・ドリーム)めし」ワークショップを実施しました。
このワークショップでは、IFMSA-Japan(国際医学生連盟 日本)、一般社団法人日本薬学生連盟、栄養学生団体【N】に所属する医療系学生さんとともに、若いIBD患者さんの気持ちに寄り添いながら、学生さんならではの等身大のアイデアの詰まった「IBDreamめし」を考えました。
IBDreamめし開発までのストーリー
2023年度
2023年3月18日(土)、「In Their Shoes」プログラムと同時進行で、15名の医療系学生さんが、「IBDreamめし~アスリート編~」を考案するレシピワークショップに参加しました。
「IBDreamめし~アスリート編~」とは、IBDを抱えながらスポーツに打ち込んでいるアスリートのための夢のレシピです。近年、様々なスポーツ競技において、IBDを抱える若いアスリートが活躍しています。一方で、競技生活において体調を管理し、満足のゆくパフォーマンスを発揮するためには、「食事」はとても重要な要素です。そこで、IBDを抱えるアスリートをサポートする環境づくりを目指し、レシピの開発に取り組みました。
IBDを有するアスリートの方々へのヒアリングをもとに、アスリートが食事を楽しみたいと思う場面として、「自分にご褒美をあげたい時」「大事な試合の前に気合を入れたい時」「チームみんなでお祝いしたい時」「ガッツリ食べたい時」「大切な人とリラックスしたい時」の5つをテーマにしました。
ワークショップでは、それぞれのチームに分かれて、エームサービス株式会社の管理栄養士さん・調理師さんを交えながら、レシピに関するディスカッションが行われました。その後、エームサービス株式会社の協力、北里大学病院 栄養部 管理栄養士 太田 裕子 先生の監修のもと、「IBDreamめし~アスリート編~」が実現しました。


2022年度
2022年3月26日(土)、「In Their Shoes」プログラムと同時進行で、15名の医療系学生さんが、「IBDreamめし」を考案するレシピワークショップに参加しました。
ワークショップでは、食事制限により外食において食の選択肢が限られてしまう若いIBD患者さんの「食の多様性」に貢献するため、日本に根づいている食べ物をテーマとしました。
そのなかでも、若年層の患者さんが食べたいと願う*1 「肉料理」、「揚げ物」、「ご飯もの」、「デザート」の4チームに分かれ、エームサービス株式会社の管理栄養士さん・調理師さんを交えながら、レシピに関するディスカッションが行われました。その後、エームサービス株式会社の協力、北里大学病院 栄養部 管理栄養士 太田 裕子 先生の監修のもと、「IBDreamめし」が実現しました。


2020年度
2020年3月28日(土)、「In Their Shoes」プログラムと同時進行で、27名の医療系学生さんが、「IBDreamめし」を考案するレシピワークショップに参加しました。
ワークショップでは、若年層の患者さんが食べたいと願う*1「肉料理」、「揚げ物」、「麺類」、「ご飯もの」の4チームに分かれ、エームサービス株式会社の管理栄養士さん・調理師さんを交えながら、レシピに関するディスカッションが行われました。その後、エームサービス株式会社の協力、東京医科歯科大学医学部附属病院 斎藤恵子先生の監修のもと、「IBDreamめし」が実現しました。


- *1
相模女子大学栄養科学部管理栄養学科 山田華月・望月弘彦・石川美紅・入慶田本清美・佐藤さやか・芹沢舞(2018)『炎症性腸疾患児における食に対する意識』
